■ファッションのプランタン銀座 - PRINTEMPS GINZA -

ファッションのプランタン銀座は,1984年 ( 昭和59年 ) 4月に開店した東京都中央区銀座三丁目にある日本の百貨店で,株主構成は,(株)読売新聞東京本社と(株)三越。世界的に有名なフランス パリの伝統ある百貨店 『 プランタン 』 との日本における唯一の公式な提携店。
プランタン銀座では,ファッションは仕事を持つ若い女性をメインターゲットに,時代の半歩先を行くファッション衣料を中心にトレンド感の高い,人気のブランドがそろい,ファッション雑貨,生活雑貨,地下食料品街のスイーツやワインなどの提供。
ファッションのプランタン銀座では,質の高いカルチャー教室を展開するなど,ユニークな 『 ファッションスペシャリティストア 』 として,女性たちのライフスタイルをバックアップし,パリのリボリ通りにある老舗カフェ 『 サロン ド テアンジェリーナ 』 の日本における店舗を独自に運営し,パリ本店と同じレシピで作るモンブランなどがある。

■プランタン銀座の経緯

プランタン銀座は,スーパーマーケットのダイエーが初めて百貨店事業に乗り出し,商業の中心地である銀座の旧読売新聞社本社跡地にオープンした。現在銀座にある百貨店の中で,最も若者向きと言われるプランタン銀座は,読売新聞社の土地と建物である。

ダイエーが開店したプランタン1号店は,1981年のプランタン三宮で,銀座ではなく,プランタン神戸の開店でプランタン神戸ヤング館になり,1995年の阪神・淡路大震災被災で閉店した。

ダイエーの関連会社だったプランタン銀座は,ダイエーの経営悪化により株式を売却することになり,2001年にダイエー,プランタン銀座経営陣,富士キャピタルマネジメントの三者で基本合意書を締結し,経営陣が買収を予定していたが,この合意が賃貸借契約の特約に反し,店舗が入居する土地と建物のオーナーの読売新聞社に無断で行われたため,読売新聞社が賃貸借契約の解除通知をする事態になった。

その後,読売新聞社を含めて協議を行い,2002年にダイエーがほぼ全株式を読売新聞社に売却することで合意し,2002年に読売新聞社は株式を買い取った後,三越にほぼ1/3を売却した。

■プランタン銀座のコンセプト

プランタン銀座の店頭以外のバックアップ部門でも様々なスペシャリストや管理職が活躍し,店舗が一つなので,全体的なコミュニケーションが取りやすく気軽に意見交換できる雰囲気がある。

ほかの百貨店では仕入れと販売が分かれることが多いが,接客販売している営業部の社員が仕入れも担当し,普段接している客のニーズをくみとり,それをダイレクトに仕入れに反映できるスピード感があり,その分細かい仕事も多いが,成果がでたときの達成感は何よりも大きく,それが次への達成動機になり,その積み重ねが大きなステップアップにつながる。

近年の周辺地区での商業施設の相次ぐ出店で,他店との競争も活発になってきているが,創業以来の大規模リニューアルを行い,互いの来店客数が増えるなどよい相乗効果となり,地域の活性化につながっている。

プランタン銀座のリニューアルコンセプトは,『 私に似合う 」が,必ず見つかる 』。そのコンセプト通り,日本初上陸の小物や今まで銀座では買えなかったブランドを展開するなど,自分らしいおしゃれを追及したい 『 今ドキOL 』 の心をしっかり掴むストアへ進化を遂げている。


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